失恋した女子
伊藤沙織 (仮名)
32才 東京都 主婦 子ども2人
商業高校はオンナだらけ!
あれは15年以上前、高校デビューだった私は、商業高校へ入学。商業高校はほとんどが女子で、出会いはほぼなし。
同じクラスの男子からも相手にされない位、残念な見た目の私は、中学の同級生(男子校に入学)に頼んで、友人を紹介してもらう事になった。
高校入学当初、私の中学は男女のお付き合いは全然なく、他の中学の子の話を聞く限りは彼氏がいるのは当たり前。それか恋愛に興味が無いかで、友人関係が別れていたような感じ。
私は恋愛に興味はあったものの、中学の同級生にはあまり興味がなく(というかあまり相手にされていなかったほうが正しいかも)恋愛に発展しなかった。
写メで男子を紹介してもらう
話は戻るが友人の同級生を紹介してもらう事に。当初はガラケーで、写メをお互いに送り合って見た目の確認をするというのが主流。幸い、お互いにタイプと言う事で、私の地元に向こうが来てくれる事になった。
最初の見た目は、向こうは身長が高い人ではないが、がたいが良くて坊主でかっこいい感じ、お互いにお付き合いした事がないという事でドキドキで、正直あまり覚えていない。
会った日は一緒にお昼ご飯を食べて、プリクラを撮って解散。その日の夜に私からメールで告白、無事お付き合いする事になった。お互い初めての彼氏、彼女という事で最初はメールのやり取りが多かった。
でも、向こうは空手部所属。部活がほぼ毎日あったらしい。詳しい事はあまり聞けていないが、それでも毎日『大好きだよ』等のメールのやり取りはしていた。
1ヶ月で彼氏にウザく思われる…
付き合って1ヶ月、お互いお泊まりのような感じで行くようになった頃、彼からメールがあまり来なくなった。部活が凄く忙しい、と言うような事を言っていたのだが、明らかに私の事が重いというような感じが分かった。
私と彼の感情の温度差がわかるのはやはりメールで、1週間シカトされる事もしばしば。でも私は初めての彼氏だったので依存した。他の男性とメールしたりする事もあったが、本気になる事は無かった。
彼は埼玉住まい、私は都内なので、なかなか簡単に会える状況でもない中で、でも会いたくて月に一度は会えるように頑張って連絡を続けた。彼はもう私とのやりとりを終わらせようとしていたと思う。
「胸が大きい娘が好き」と言われトラウマに
それでも彼が男子校という事もあり、他の出会いがないので高校1年から3年までやって来れたんだと思う。彼は本当は面食いなのも分かっていた、だから色々メイクも頑張っていた。私はやせ形でお世辞にもナイスバディとは言えない体形。でも彼はその体形が好きと、最初は言ってくれていた。
付き合って半年程経ったある日「俺、胸が大きい人が好きなんだよね」。「あ、そうなんだ。じゃあ私じゃ合わないよね〜」と軽く言ったが、私にはこの言葉がトラウマになった。
それでも何故別れなかったかというと、やっぱり彼に依存していたんだと思う。釣った魚に餌をやらない男だったが、当初はきっとそれが良かったのかもしれない。(今は全然理解できないけど)
胸が大きい人が好きと言う言葉はそれから頻繁に出て来るようになる。「胸が大きかったらよかったのにな〜」「胸が大きかったら完璧?なのにな〜」「胸が大きかったら可愛いのにな〜」。私が傷付いているとは思っているのか居ないのか、この発言を会う度にされ続けた私。
高校時代は別れたり元に戻ったり
高校3年まで付き合ったり別れたりもしたけど、やっぱり元さやで彼の元に戻ってしまう自分が情けなくも悲しかった。当初は、若さだけでモテたという事を後になって気付く。でも、その時の私には彼しかいないと思い込んでいた。
自分は可愛くもないし、胸も大きくないから、誰にも相手にされないだろうと思い込んでいた。高校も女子ばかりで、男子の様々な意見を聞いていればもっと前向きになれていたのかもしれないが、その時はそんな余裕もなく、月日が過ぎて行った。
時々彼が気分で優しくしてくれるメールや写メが嬉しく、諦めては再燃するを繰り返していた。いつも会う場所は決まってカラオケ。若気の至りだが、彼は体目的だった。終わると素っ気ない態度が多く、メールも何日も帰ってこない最低の男だったのを気付きながら、言われた言葉に傷付きながらもずっと付き合い続けていた私を、今思うと思いっきり叱ってやりたい…。
体目的の彼に依存する毎日
ある日、同じクラスの男子に相談する機会があったので、彼の相談をしたが「男は皆そういうもんだよ」と悲しい返事をもらった。経験が薄い私はその言葉を信じ込む。そういう物だと思い、彼の気分が乗った時の返信に一喜一憂しながら過ごす、地獄のような日々を過ごした。
好きで好きで堪らなかった、見た目も面白い所も、時々優しくされる所も、バレンタインのお返しでたまたま貰ったバーバリーのマフラーも、初めて他人から貰ったプレゼントだったから。
親とも仲良くなく、愛情に飢えていた私は、必要以上に愛情を彼に求めすぎていたのかもしれない。メールも送りまくった時もあったと思う。メンヘラって奴だったと思う。(自傷行為はしていない)
真夏のコンビニで待ちぼうけ
彼に振り回されながらも付き合い続け、ある時最悪の事が起こった。高校3年の真夏だったと思う、次の日にいつものコンビニで待ち合わせしようという事で決まり、翌日待っていた。
その時、私は携帯を親と共同で使っていた為、持ち合わせていなかった。彼は時間になっても来ない、30分、1時間、2時間…。とうとう現れないので、彼の家に電話するとお母さんが出て、彼に変わった。
『もしもし?あ〜、今日だった?忘れてた』。びっくりしたのと怒りで震えたが、その日は帰った。あの時なんで別れなかったのか、自分でもよく分からない。とにかくその後もばっくれる事は多かった、部活が何にせよ忙しかったらしい。
文化祭で彼氏と価値観が違う男性と出会う
ある日、同じクラスの同級生が出会い系サイトで彼氏と同じ空手部の知り合いと会う事になる。その時に彼氏の存在を同級生に打ち明ける、彼はあまり知られたくなかったようだが、そんなの関係ない。
うちの文化祭にその男性と友人が来るという事で、話をしてみる事になる。後に向こうが連れて来た友人が、私が一番好きになる男性となるのだが、彼氏とその男性の価値観の違いに目から鱗な事が沢山あった。
文化祭の時に異様に誰とも話さないその友人。気になって話しかけてみたが、あまり女性に興味がなさそう。でも何故か妙に気になり話しかけ、彼氏の相談をしてみたら・・・「自分は胸のこと気にした事もないし、そこで好きになる訳じゃない。一緒に居てどれだけ合うかでしょ」と言ってくれた。
長い暗闇の恋愛から抜け出す
その彼とは連絡先を交換して、色々話して行くうちに私が好きになり告白。その前に彼氏には電話で別れを告げ、今まで傷付いた事やあり得ない事を打ち明けたら謝ってくれた。
もう終わりと私は思っていたが、何故か別れたくないと言う彼を無視。彼とはそれきりで終わらせ、同級生が連れてきた同級生とお付き合いする事に。新しい彼氏は、キチンと元カレに話を付けて私の元へ来てくれた。そういう所も嬉しかった。
結局、恋愛は恋愛でしか埋められないんだな、と身をもって感じた恋愛だった。長い暗闇を手探りで進んで行くような恐怖さえ感じていた。
若い頃の恋愛は大事!
でも、それを機に危険な男性とは恋愛をしなくなったのは、自分は成長したなと思う。あの経験がなかったら、本当に自分の人生を駄目にするような男性とお付き合いしていたかもしれない。
今は30前半、その時の新しい彼氏とも違う男性と結婚し、幸せに暮らしている。若い頃の経験って本当に大事だと思う。女性は特に出産の時に支えてくれるような男性と結婚して、幸せになる事が幸せの第一歩だと、自分では思っているので、これを読んだ女性が良い男性と楽しい恋愛ができますように願っている。
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