目次
- 1 失恋した女子
- 2 転職先の優しい先輩が彼氏になった…
- 3 週末はいつも一緒、楽しい時間が流れた
- 4 3年間の交際、結婚話はとんとん拍子に進んだ
- 5 新居について、私は郊外の中古物件を希望
- 6 一方、彼氏は都心のマンションをローンで購入希望
- 7 結婚準備を進めるほどお互いの不満が続出!
- 8 婚約をして、新生活の家具を見に行った帰りに爆発!!
- 9 3分の喧嘩ですべてが終わった…
- 10 あんなにデートは楽しかったのに…お互い若すぎた
- 11 「婚約解消はよくあること」と周りの既婚者は言うが…
- 12 「喧嘩してでもこの人とやっていこう」と思えるか…
- 13 縁を自分で断ち切った…もう、後の祭り
- 14 婚約解消がトラウマで、10年以上も独身のまま
- 15 もう一度結婚準備をするのが怖いのです
- 16 恋愛は転職のように簡単にはいかない
失恋した女子
佐々木純子 (仮名)
47才 京都府 パソコン・英語講師
転職先の優しい先輩が彼氏になった…
私が24歳だった頃、転職をすることになりました。
大手電機メーカーの営業事務に再就職が決まり、入社をして、何も知らない私に仕事を教えてくれた先輩が、その時の彼氏になりました。
入社したてで右も左も分からず、不安だらけの私を上手に気遣ってくれて、ゆっくり仕事を教え、失敗しても「気にするな。」と温かい声をかけて笑ってくれた人でした。
優しくて、面白く、すぐに意気投合しあい、お付き合いが始まりました。
週末はいつも一緒、楽しい時間が流れた
毎週末のデートは食事、スノーボード、キャンプ、旅行など、どこへ行くのも2人いつも一緒でした。
時には私の家でデートをすることになり、私の手料理もとても気に入ってくれました。一緒にDVDを見たり、ゲームをしたりして、インドア、アウトドアどちらでもとても楽しいひと時を過ごしました。
3年間の交際、結婚話はとんとん拍子に進んだ
こうして3年のお付き合いが流れ、時にはけんかをすることもありましたが、楽しいお付き合いをしている頃、彼の口から結婚話が出てきました。
もうその頃には2人いつも一緒にいるのが当たり前だったので、結婚するのは当たり前のように思っていましたので、とんとん拍子に話が進んでいきました。
結婚式場も仮予約を済まし、お互いの両親にも挨拶を済ませました。
新居について、私は郊外の中古物件を希望
結婚にむけて新生活の準備を始めることになりました。この時に私たちの歯車が狂い始めたのです。
彼は他府県の人で京都に勤めに来ていました。今更転職して実家へ帰るわけにもいかないので、長男だった彼は両親が年をとれば京都で引き取ることで話は落ち着きました。
私は彼の両親を受け入れる用意がありましたので、新居は比較的、坪単価の安い郊外の住宅街でスペースの広い中古物件を希望しました。
私はそれほど高級志向な性格でもないので、住むところは雨露がしのげればいいと思っていたからです。庭付きの物件なら、彼の両親が引っ越してきても畑仕事をすることができます。
私は大きな金額の住宅ローンを抱えるのが嫌だったので、土地単価の安い郊外の中古住宅を強く希望しました。
一方、彼氏は都心のマンションをローンで購入希望
しかし彼の希望は駅前の便利でおしゃれなマンションを購入することが希望でした。
彼の希望は分からないでもないのですが、マンションに住んでしまうと確かに生活は便利ですが、私達夫婦、将来生まれてくる子供、彼の両親と一緒に住むだけのスペースの確保は難しくなってしまいます。
そういう物件を探せばいいのですが、駅前でそれだけのスペースを持つマンションだと、価格も当然跳ね上がることでしょう。
私は大きな住宅ローンを抱えて、返済に追われて過ごすことは望んでいなかったので私は反対をしました。
その他にも冷蔵庫のサイズ、家具のデザインや大きさ、食器のデザイン等、新生活の準備を始めていくうちに、彼と考え方や価値観、センスが全く違うということに気が付きました。
結婚準備を進めるほどお互いの不満が続出!
一緒に遊びに行ったりする時にはとても気が合っていたのですが、生活の準備となると息がバラバラになってしまうのです。準備を進めていけばいくほど、お互いが自分の思い通りにならないので、お互いに不満を感じるようになりました。
些細なことで喧嘩になり、相手の嫌なところがたくさん見えてくるようになりました。お互いが無口になり、新生活のスタートを進めていくのがだんだん怖くなってきたのです。合わせようとしても、また別の問題でずれがでてくるのです。
婚約をして、新生活の家具を見に行った帰りに爆発!!
そして最後にお互いが腹の中で我慢をしていたものを、ぶちまける時がやってきました。私達が婚約をして、デパートまで日用品を見に行った帰り路の車の中です。
夕方になってどこかで晩ごはんを食べることになっていたのですが、私には私の不満、彼には彼の不満があったようです。
今までお互いが一人暮らしで気ままに暮らしていたのですが、結婚の準備を進めるにあたって住むところ、食器、家具など、全てが今までは思い通りになっていたものが、そうでなくなってきたときに、だんだんお互いに不満を感じ始めたのでしょう。
この日もデパートまで日用品や家具を見に行ったのですが、住むところが決まっていないのに話が進む訳がありません。
私は「最初に住むところを決めよう。」と提案しました。そしてやはり郊外のできるだけ安い中古住宅を購入することを強く希望しました。しかし彼は応じてくれません。
3分の喧嘩ですべてが終わった…
そして喧嘩をして別れることになりました。もちろん結婚の話は取りやめです。
予約していた式場もキャンセルしました。両親にも婚約の解消を報告。3年の月日をかけて温めてきた関係も3分の喧嘩で終わってしまったのです。
あれから彼とは口をきいていません。会う事もありません。風の噂で別の女性と結婚して2人の子供のお父さんになったと聞きました。
あんなにデートは楽しかったのに…お互い若すぎた
この件で学んだことは恋愛と結婚は違うのだなと言うこと。
彼は人柄にも問題はなく、温厚で優しく、真面目に働く人でした。お付き合いをしている時も、私のことをとても大切にしてくれました。週末のデートは毎回楽しくて、毎週会えることがとても楽しみでした。
私達2人の間の問題は、考え方や価値観の違いだったのです。
2人の間にもっと「大きく譲る心」と「協調性」というものがあれば、今頃は結婚して、マイホームを持って、かわいい子供に囲まれて楽しく暮らしていたことでしょう。お互いが20代でまだ若かったのだと思います。
「婚約解消はよくあること」と周りの既婚者は言うが…
婚約が解消になった私の周りにいる既婚者は「よくあること!」の一言につきました。
彼ら曰く、「結婚というのは、違う家庭や環境で育った人間が一緒に暮らすのだから、意見の食い違いがでてくるのは当然のこと。結婚前は家具や食器のセンスの違いぐらいで揉めるだけだが、実際に結婚生活に入るとお金で揉めることは日常茶飯事」ということです。
ただ彼らが言うのには「それも含めて結婚」ということでした。
「喧嘩してでもこの人とやっていこう」と思えるか…
私自身も後で知って驚いたことなのですが、「合う人なんていない。」ということ。「合わない所を愛情で合わせていく」という事です。
一度結婚してしまうと、お互いが「なんとかやっていこう」と思うらしく、意見や考え方の食い違いも年月が経つうちに上手く合わせていけるようになるらしいのです。
結婚をするということは「喧嘩してでもこの人とやっていこう」という意気込みが必要らしいのです。
縁を自分で断ち切った…もう、後の祭り
彼と別れてから、こういう結婚の事実を間のあたりにすることになったのです。
周りのみんなは「彼とは縁がなかったね。」と、言いますが、縁を断ち切ったのはお互いの責任だと別れてから気が付きました。
「お互いが譲りあえていたら・・・」「もっと私が合わすべきだったのだろうか?」と、思うことも多々ありましたが、もう後の祭りです。
婚約解消がトラウマで、10年以上も独身のまま
私はその時の喧嘩がトラウマになって10年以上経つ今でも独身です。
彼と別れてから、いろんな人からお食事に誘われたりしましたが、あの時の1件以来、結婚という物に興味を持つことがなくなり、夢を見ることがなくなってしまったのです。
年齢を重ねるごとに自堕落になってしまい、「合わない人と合わせるぐらいなら、独身の方が気楽でいい」と思ってしまうのです。
もう一度結婚準備をするのが怖いのです
彼とのお付き合いが本当に楽しかっただけに、別れは本当にショックな物でした。いろんな方が「結婚した方がいいよ。」とお見合いの話を持ってきて下さるのですが、あの失恋が10年以上経った今でもトラウマになっています。
次に別の人とお付き合いして、結婚話が出てきた時に、お互いの考え方や、ライフスタイルの違いで、また同じことになると思うとやはりちょっと怖いような気がします。
恋愛は転職のように簡単にはいかない
これは私自身が不思議に思うことなのですが、社会人になって20年以上が経過し、数回の転職を繰り返してきました。
仕事や住まいなら失敗した時に「次、別の所へ行けばいいや。」と思えるのですが、恋愛の場合、なかなかそうはいかないようです。
もっと仕事や住まいと同じように軽い気持ちでお付き合いして、新たな恋愛を見つけるべきなのかもしれませんね。これが家族や友人を撒き込み、大迷惑をかけた私の失恋話でした。
【あなたに必要な記事を読む!】
失恋は甘酸っぱい思い出とも言われます。
しかし、失恋が心のトラウマになり、いまだに引きずって人生を前に進めていない人も、多いのではないでしょうか?
そんなあなたの心の重荷を、少しでも分かち合いたいと思っています。
トラウマをすべて吐き出してすっきりしてください!
後悔、恨み、つらみ、悲しみ、苦しみをすべてぶちまけてください。
私が受け止めさせて頂きます。
そして、今すぐ、心を清らかにして新しい人生を歩んでください!
浮気された、金銭をだまし取られた、暴力を振るわれた、体をもてあそばれた、借金を背負わされた、犯罪に巻き込まれた、家族に迷惑を掛けた、誘拐された、生命保険に入らされた…など、いまだに心の傷として残っている【失恋体験】なら何でも結構です。
つまり、これは「セラピー」でもあるのです。
「ライティング・セラピー」はとても効果があります。ぜひ実感してください!
下の「コメント欄」または「問い合せフォーム」からお願いします。
♥ まずはお試しに【メール占い】をしてみよう ➤ 初回無料鑑定 ♥
★ランキングの応援してくださいね! バナーをポチっとクリック♥
コメントを残す