失恋した女子
渡辺彩乃 (仮名)
22才 福岡県 サービス業
都会的な空気感があるイケメン
この話は、私が中学1年生の頃に体験した初めての失恋経験です。
私の通っていた中学校は1学年1クラス、3学年合わせて3クラスのド田舎にある小さな学校でした。
そんな、田舎でも都会的な空気感のある、一際目立つ男の子がいました。私と同じ学年だったため、もちろん同じクラスでした。
カッコイイ顔立ちで、俗に言うイケメン。中学1年生なのに170cm以上ある身長に、優しくて明るくて面白くて、先輩たちにもモテる人気者でした。
また、授業の時だけかける眼鏡が異様にかっこよかったり、特技はギターだったりと明らかに女子受けのする男の子でした。
「好きな人なんていない」が奥手の私の口癖
いつから気になったのかは、私自身も良く覚えていません。その子とは、時々話すぐらいで親しかったわけでもなかったと思います。
中学生になると、恋バナで盛り上がるお年頃です。先輩との恋バナで、1年上の先輩がその男の子のことが好きと聞いたときは、やっぱりモテるんだなぁと思いました。
超奥手な私は、自分の恋バナを一切しなかった記憶があります。「好きな人なんていない」が、私の口からでてくる決まり文句でした。
私には小学校から仲の良い、親友2人がいたのですが、その2人にも内緒にしていました。
思わず彼の前で「女の子らしい仕草」をしてしまう…
あるとき、理科の授業中、教室に教科書を忘れてきたことを思い出し、先生に伝えました。
理科の先生は凄く怖いお爺ちゃん先生で、とても怒られたのですが、その男の子も忘れたため2人で取りに行くことになりました。怖かったけど、嬉しい気持ちの方が大きかったのは忘れもしません。
教室につくと、間違えて違う人の机を漁ってしまい、それをその男の子に見られてしまいました。恥ずかしさゆえに、口に人差し指を添えて「秘密ね!」と、訳の分からないことを言ってダッシュで理科室へ行きました。
廊下を走りながら、なんであんな仕草で言ったんだろうって自分でも混乱した記憶があります。
席替えで隣同士になりガッツポーズ!
その後、席替えの時期になると同じ席になることを必死で祈ってました。祈りが届いたのか、隣の席になった時は内心ガッツポーズをしてました。
席が同じだとグループも一緒になるので、同じ整備部を務めました。席が近く、整備部で一緒だったので、話す機会も増えて、毎日話せるのが嬉しくて、放課後の整備部の時間は幸せでした。
授業中に彼氏をチラ見!…次第に縮まる友達関係
席が隣だったので、授業中しか見れない眼鏡姿を横目チラ見していました。好きな人は視界で追いかけたりすると聞いてたけれど、まさにそんな感じでした。
でも、それだと周りに確実にバレてしまうので、彼を見つつもその前後は他の人を見たりしてバレないようにしていました。私自身、絶対にバレない自信がありましたし、気づいてる人はいませんでした。話す回数も増えて、テストの点数の見せ合いなんかもしました。
でも、周りを気にする性格の私は、親友の1人がその男の子と仲が良く、名前で呼んだり、猛烈なアタックをかけていたことに気づいていました。絶対好きなんだろうなって、ほとんど確信に近いものがありました。
友だちの彼へのラブレターを書くのを手伝うことに
あるとき、親友からその男の子が好きだということを聞かされます。
「やっぱり・・・」
自分の直感力が嫌になりました。
そして、ラブレターを書くから手伝って欲しいと言われました。断れない性格の私は、笑顔でいいよって言った記憶があります。この時点で、諦めないといけないという思いに駆られていました。
親友二人と先輩に頼んで、2年生の教室を使ってラブレターの制作を手伝いました。どんなふうに書いたら可愛いかな?って迷う親友にアドバイスして段々と時間が経過しました。
その間に、親友が彼のことをどれだけ思っているか聞かされました。黒板に彼のフルネームを書いては、「〇〇の名前全部かけるんだよ!何回も練習したんだ!!」って笑いながら言う彼女を見て、私には適わないんだろうなって思いがよぎりました。
「絶対上手くいくよ!」って、伝えた私は、本当はそんなこと願ってないけど、友達がこんなにも頑張ってるなら、応援しないといけないという矛盾した想いを抱えてました。
またライバル出現!本心を隠してアドバイスをする
しかし、その後、衝撃的なことがわかります。
もう1人の親友から、「私も〇〇君のこと、好きなんだよね」と相談を受けることになりました。
ここまできたら、私は隠し通さなければいけない、本気で諦めないとダメだという思いが強くなっていきました。
「諦めなくていいと思うよ?ラブレター書いてみたら?」と、その親友に伝えました。
自分の気持ちは伝えないと後悔するっと、まるで自分に返ってきそうな言葉を次から次へと親友に言った記憶があります。
私は我慢したらいいから・・・自分にそう言い聞かせていました。その時、最後まで誰にも言わずに、諦めようと心に決めました。
「どんだけモテるのよ」3人目のライバル出現!
その数日後、今度は中学生になってから仲良くなった友達から本当は〇〇君のこと好きなんだって言われたときは、さすがの私も驚きました。
「どんだけモテるんだよ!!」と心の中でツッコミました。
ここまで来ると、もうなんとでもなれって気持ちでみんなを均等に応援して、付き合った子を祝福しようという思考に変わっていきました。
それでも、教室に入ると彼が目に入り、寝る前には、彼に会える明日が楽しみという気持ちが残っていました。
とうとう彼に「彼女」が出来た…
それから1週間が経った頃だったと思います。その日、風邪で学校を休んでた私に夕方に電話が入りました。それは、2番目にラブレターを送った親友からでした。
「〇〇ちゃん、付き合うことになったんだって。私のラブレターには返事がなかったんだよね」
落ち込みながら、話す彼女の口からは、熱烈なアタックを続けていた、もう1人の親友の名前が上がりました。
薄々わかってました。付き合うなら彼女が1番可能性が高いことに。
後から聞いた話ですが、彼には別に好きな人がいたそうです。しかし、告白したもののフラれてしまい、その後に親友から猛アタックを受けたようでした。
翌日に寝込んでしまい、学校が楽しくなくなった
酷く落ち込んだ親友を、必死に励ましていましたが、内心は私もショックでした。わかってはいたけど、心の痛みは拭いきれませんでした。友達に相談されて、みんなの恋を応援しようって頑張ってました。
けど、自分に正直になってたらもっと受け止め方が違ったんじゃないかなって思いましたし、別の結果だってあったかもしれないんじゃないかと考えました。一生懸命普通を装っていました。
「きっともっといい人がいるよ」って友達にいいながら、泣きたい気持ちでいっぱいでした。毎日の楽しみがなくなったように、あの時のドキドキがすぅーっと消えていきました。
寝る前に、翌日を楽しみにしていた私はいなくなっており、学校がつまらなくて、面倒臭いと感じてしまう私がいました。
翌日も体調が悪いと言って学校を休みましたが、それほど自分のなかではショックを受けていたんだと思います。学校に行く楽しみになっていたんだと思います。
高校時代に再会…彼はエレキを担いだチャラ男になっていた
それから、以前のような楽しみもなく淡々と学校生活を送っていきました。
2年生になった頃、私は引越しで転校をしましたが、その後に男の子も別の学校へ転校していったと別の友達から聞きました。
親友とも疎遠になっていたので、付き合ってた2人がどうなったかまではわかりませんでした。
その後月日が経ち、高校生になって、地元へ戻ってきた私は大手バーガーショップでその男の子を見かけました。
さすがに声はかけられませんでしたが、エレキギターを担いでて、とてもチャラくなった印象を受けました。
月日が経ってたからか、イメージが変わったからかは、わかりませんでしたが、あの時のような気持ちはなく、なんで好きだったんだろう?と遠目に見ながらテスト勉強をし始めました。
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