
30歳で脱サラして社労士事務所を開業した、現在アラフォーの私。事務所経営も順調で若い事務員さんを抱えるようになってきましたが、最近27歳の女性事務員さんからこんな悩みを相談されました。
確かに「結婚適齢期と言われるタイミング」=「結婚したいタイミング」とは限りませんので、気持ちがなくなったのに無理に結婚して後悔するのも嫌ですし、結婚したくなったときにちゃんと結婚できるのか?と不安にもなりますよね。
かくいう私も、24歳のときに結婚前提でお付き合いしていた彼氏がいて、同じような気持ちになり結婚せずにお別れしたことがありますが、今では結婚もしていて、子供もいて、仕事も順調で毎日充実して過ごしています!
今回は「結婚は今じゃない」「結婚する気持ちがなくなった」ときの対処法を、私の経験もふまえてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
「今じゃない」気持ちがなくなった場合の対処法は?

気持ちを押し殺して結婚しても不完全燃焼で、結婚生活がうまく行かなくなったときに、「やりたいこと我慢したのに!」「こんなことなら結婚なんかしなければよかった!」と不満な気持ちが出てきてしまうかもしれません。
- 気持ちがなくなったことを正直に伝える
- タイムリミットを作る
- 解決策を練ったうえで結婚する
気持ちがなくなったことを正直に伝える

現在パートナーと結婚に向けて話が進みかけている中で気持ちがなくなってしまった場合は、正直に気持ちを伝えるべきですが、あまりのんびりしているとリスクが大きくなってしまいます。
結納して正式に婚約していれば「婚約破棄」ということになってしまいますし、結婚相手にとっても婚約指輪を買ったりしていれば無駄になってしまいます。結婚式場の予約後だったらキャンセル料金が発生することもあります。
気持ちがないことを伝えないまま結婚する意志があるフリをしていると、このような金銭的な迷惑ばかりか、話が進むほど気持ちがなくなったことを伝えられた時に、パートナーの落胆は大きくなってしまうでしょう。
伝えることは言い出しにくいものですが、勇気を出して早めに伝えましょう。
タイムリミットを作る

結婚は今じゃないと思っていても「今は」結婚しないことを選択したらどんなデメリットが生じるでしょうか?
- 出産可能な年齢を過ぎてしまうかもしれない
- 出産しても子育てにおける体力的の問題や、自分の高齢期まで金銭的負担がかかる
- 結婚適齢期を過ぎると結婚相手を見つけにくくなる
・・・など
結婚の意味を考えたときに、どうしても子供の問題は不可欠になってきます。入籍さえすれば結婚したいと思ったときにいつでもできますが、出産はそういうわけにはいきません。
あなたの考えたデメリットがこのような時間的・年齢的な制限によるものであれば、ライフプランを計画して逆算方式で考える対処法がおすすめです。いま結婚より優先している趣味や仕事、自由な時間や生活に期限を設けてみましょう。
私が24歳で結婚することをやめた時期、当時勤めていた会社の人事部にいたことがキッカケで社労士の資格取得に挑戦し始めた頃でした。
合格率が6%前後の国家試験でしたが、資格を取って自分で開業したいという夢を捨てきれず「結婚するのは今じゃない」と結婚をやめたものの、「試験に合格できず、結婚もできずに歳だけとる最悪の結果」も想定して、30歳までに資格が取れなかったら諦める!と決めました。
キッパリ受験勉強に集中できる決断をしたことが功をなし、28歳のときに国家資格に合格できて資格を取得し、その後婚活を開始し、32歳で結婚、33歳で出産して子供を持つ夢も実現できました。
夢中になっている趣味であれば「33歳までは結婚のことは考えないで、思う存分この趣味に没頭する!」と決めて、33歳になったら潔く婚活してみるとか、すでにパートナーがいるのなら「いまはどうしてもこれに集中したいので、33歳まで結婚は待っててほしい。」と頼んでみましょう。
解決策を練ったうえで結婚する

あなた自身が何か不安を感じる理由があって「結婚したい気持ちがなくなった」思っているなら、その不安が解消されれば結婚したい気持ちに変化するかもしれませんよ。
結婚を考えていた相手に対して冷めてしまっているのなら、その相手とはお別れすることも考えた方が良いですね。ズルズルとお付き合いを続けていたら、あなたがまた「結婚したい」と思えるような人と出会えるチャンスを逃すことになってしまいます。
また、今夢中になっている趣味や仕事、自由でいる時間を阻害されたくないという理由だったとしても、結婚したら必ずそれが100%阻害されてしまうのか?逆に、結婚しても現状と同程度維持できないか?と考えてみましょう。
- 趣味を続けたい、趣味の時間を削りたくない
→(結婚しても)お互いの趣味に干渉しない - 仕事を今と同様に続けたい、仕事と家事の両立はできない
→(結婚しても)お互いに仕事を優先させる、
家事はできる時だけ・自分の分だけ自己責任でやる - 自由な時間を奪われたくない
→(結婚しても)お互いの行動に干渉しない
・・・など
結婚の形態はひとつではありません。結婚相手の理解や納得さえあれば、趣味や仕事、自由な時間はお互いに干渉しないという取り決めのもと、結婚生活をすることが出来るかもしれませんね。
結婚に踏み切れない恋人たちが7日間の旅をして「結婚か?別れか?」を決断する番組、ABEMA TV「さよならプロポーズ」をご紹介します。
東京で仕事に充実しているサアヤさんは、兵庫県に住む彼氏カズ君と結婚することが決断できずにいます。
結婚はしたいけれど、仕事を取るか?結婚を取るか?に悩み、別居婚という形を提案します・・・。
今じゃないのはどうして?気持ちがなくなった理由は?

結婚という人生のターニングポイントが逆にネックになってしまうことだってあるはずです。では何がネックになっているのか、理由を明らかにして整理することも大切ですね。
趣味や仕事が充実していて楽しいから


来年はホノルルマラソンにも挑戦したいし、もっとタイムも縮めたい!
毎日充実しているし、結婚は今じゃないなぁ。
時間を忘れてしまうほど没頭してしまう趣味の時間は本当に充実していて楽しいですし、生活に活力を与えてくれるものです。仕事が休みの日には一日中趣味を楽しむ時間に費やしたくなるでしょう。

仕事が楽しいし、結婚なんてまだまだ!今じゃないわ!
女性も社会に出て活躍するのは当たり前の時代ですが、仕事の楽しさを感じたり、責任のあるポジションに抜擢され始める時期と結婚適齢期ってちょうどバッティングしてしまうと、結婚は今じゃない…という状況になってしまいますよね。
仕事が充実しているともっとスキルを上げたくなりますし、チャンスを逃したくないと考えると身軽でいたいのに、結婚生活を現実的に考えてみたとき、家事をしたり子供が生まれれば子育てをするとなると、キャパオーバーになっている自分の姿が見えてきそうですね…。
日本の結婚制度ってどうしても女性の方が環境が変わることが多いですし、時間的にも精神的にも趣味や仕事に没頭することが難しくなりそうですね。
まだ自由でいたいと思うから


まだ自由気ままに生きていたいし、結婚して窮屈な思いで生活するって考えると今じゃない。
結婚して夫婦が共同生活をするとなれば、身勝手な行動はできません。友達と夜遊びすることも気軽にはできなくなりますし、もっとシビアなことを考えればお財布も一緒になるので、自由にお金をつかうこともできなくなるかもしれません。
結婚相手の浮気・風俗通いが発覚したことがある


結婚してからまた同じことされたらと思うと不安で…。今じゃないかも?って思ってしまう。
結婚相手の浮気や風俗通いを知ってしまった経験があると、「また裏切られるかもしれない」と不安になりますね。血のつながっていない他人同士が夫婦になるためには信頼が不可欠です。相手を疑いながら毎日一緒に生活するなんて辛いものです。
「もう少し気持ちに整理がつかないと…」って考えると、結婚は今じゃないって結論に陥ってしまったり、結婚したいどころか、浮気なんかする相手に対して気持ちがなくなったりしてもおかしくありません。
結婚相手の知らなかった人間性が見えたから


こういう人とは結婚する気持ちがなくなったわ。

「自分の結婚相手になる人」という目線で相手を見るようになると、結婚相手のなにげない言動が目に付いて、交際中は気にならなかった小さなことでも、「結婚してこの言動を毎日のように目の当たりにするのか…」と思うと気持ちがなくなったりすることもあります。
まとめ

- 気持ちがなくなったことを正直に伝える
- タイムリミットを作る
- 解決策を練ったうえで結婚する
今回は対処法をご紹介しましたが、この対処法を実行するためには、「結婚は今じゃない」「結婚したい気持ちがなくなった」と思う理由をあなた自身が心の中できちんと洗い出して、気持ちを整理することが大切です。
今は結婚をやめることを選択しても、自分のやりたいことを夢中になってとことん取り組めば、その決断に後悔することはきっとないはずですよ!