
付き合っている相手がいると、10代の頃はまだしも、20代を迎えてからは徐々に結婚を意識し始め、ジュエリーショップなどで指輪を見ては「あの人と結婚して、生涯を共にするのかな..」と考えることがあるのではないでしょうか。
そして夜景が綺麗に見える場所で、彼が指輪を取り出し「結婚してください!」とプロポーズ。
これから二人は幸せな未来へ向かって走り出す..!となる方はそれで構わないのですが、
いざ彼が指輪を出し、プロポーズすると、

と、自分でも思っていた心のリアクションが違うことに戸惑う方、いませんか。
私も過去に、長年付き合ってきた彼氏から夢にまで見た指輪とプロポーズを贈られたものの、心がしっくり来ず、素直に喜べず、思い悩んだ経験があります。
その戸惑いの原因は、自分の潜在意識によるものです。
この記事では自分の思っている意思とはうらはらに、結婚したくないという潜在意識に対してどう向き合い、今後どうすればよいかの方法を、私の経験談と共に、ご紹介していきます。
結婚しないという選択も「あり」

まず結論を先に言うと、そのプロポーズ、お断りするべきでしょう。
あなたにとって今はまだ、そのタイミングではないのです。
せっかく今まで付き合ってきた恋人が指輪を準備してプロポーズしてくれたのだから、それに応えたいという気持ちも、とてもよく分かります。
しかし、その時あなたは心のどこかで、理由は分からないけれど、なぜか嬉しくない=結婚したくない自分を感じたんですよね?
その「なぜ嬉しくなかったのか」を探求しないと、無理に結婚をしても、後々後悔することになり挙句の果てに離婚..なんて未来が待っているかもしれません。
そんな未来、誰も望んでいませんよね。
あなたの潜在意識は、結婚をどう見ている?

では、プロポーズされたのに「なぜ嬉しくなかったのか」を探求していきましょう。
先ほどもお話した通り、「なんか結婚したくない」理由には、潜在意識というものが関係しています。
潜在意識
潜在意識をざっくりと説明すると、
自分で意識して考えることができる領域 = 顕在意識
それに対して
自分で意識することができない領域 = 潜在意識(無意識)
ということになります。
ここに高所恐怖症の人がいるとします。その人に「東京スカイツリーの展望台へ行こう」と言ったら、相手は「そんなの絶対に無理!」 と反射的に思うのではないでしょうか。
その反射的に出た思考が、潜在意識です。
今までの行動や習慣などで形成された生き方から、無意識に自分の中に少しずつ積もって定着した考え(自分のなかの常識)が、潜在意識と呼ばれるものです。
話を戻すと、指輪まで出してプロポーズされたけど、あなたが「喜べなかった」反射、それが、今あなたの結婚に対する「結婚したくない」という潜在意識だったのです。
顕在意識・潜在意識の割合は、顕在意識が5%に対して潜在意識が95%と、力関係に大きな差があることが分かっています。
なので、あなたが顕在意識で「結婚したい」と思っていても、潜在意識が「結婚したくない」のであれば、そのままではいくら頑張っても結婚することはできません。
潜在意識に逆らって無理矢理に結婚をしたとしても、どこかで違和感を感じ続け、幸せな結婚生活をおくることはできないでしょう。
それではあなたの中の潜在意識がなぜ、結婚したくないのかを探る方法をご紹介します。
ブレインダンプ
ブレインダンプとは、直訳すると、脳(brain)+放り出す(dump) という意味で、頭の考えを紙などに書き出すことで、ある物事について潜在意識がどう感じているのかを可視化する方法です。
ブレインダンプの方法はとても簡単で、行うことで次のようなメリットがあります。
- 思考(潜在意識)を可視化→潜在意識がどうしたいのか分かる
- 情報整理ができる
- 悩みの解決
【ブレインダンプで用意するもの】
- A4サイズ位のノート ※できれば罫線(けいせん)が無いもの
- 書きやすいボールペン
- タイマーなど、時間が計れるもの
これだけです。
※罫線無しノートをおすすめするのは、「字は線に沿って書く」という潜在意識に集中を邪魔されないようにするためです。汚い字でも走り書きでも、後で読めれば構いません。
【やり方】
1つのテーマを決めて、10分タイマーをセットし、思いついたテーマに関連するワードをノートにどんどん書き込んでいきます。ポジティブ・ネガティブ気にせず書いて下さい。
時間を決めて集中して自分の頭の中からワードを絞り出すことによって、潜在意識が何を欲しているのか、可視化することができます。
ポイントは、とにかく制限時間の中で頭に浮かんだことを出し切ること。
考えるのではなく、思いついたらすぐに紙に書いていって下さい。
テーマ:結婚
今回の場合だと、なぜ潜在意識が「結婚したくない」のかを知りたいので、「結婚」をキーワードとして、ブレインダンプを行います。
私が行った時は、下記のようなワードが出てきました。
- 年齢
- タイミング
- メリット
- お金がかかる
- 義親と同居
- 義親との相性
- 出産適齢期
- 今の仕事
- 毎日掃除
- 毎日料理
- 老後
- 介護
- 離婚
- 親戚
- 近所付き合い
- 浮気不倫
まだまだ出てきたのですが、あまり関係なさそうなものは割愛しました。
書いた後で気づいたのですが、当時の私は結婚に対して、指輪・プロポーズ・幸せ・愛情のような、ポジティブなワードがほとんど出てこなかったのです。
私は看護師をしており、当時付き合っていた彼とは性格の相性は良く、ごはんデートや旅行などに行くのは好きでした。しかし、彼のご両親とはあまり相性が良くなかったのです。
たまに彼の家(実家暮らし)へ遊びに行くと、彼の母親から「結婚はまだか」「孫の顔が見たい」と言われる事がしばしばあり、しまいには「結婚したら、仕事はやめて同居してほしい」とまで言われていました。
彼もその会話に関しては何も口を出さずフォローもしてくれなかったので、ご両親と同じ考えなのかと思いました。
テーマ:自分がしたいこと
自分の「結婚観」について向き合った次は、もう1テーマ、ブレインダンプを行います。
それは、「自分が今したいこと」です。
私は下記のようなワードが出てきました。
- 仕事の技術向上
- 上位の看護資格をとる
- セミナー受講
- 奨学金返済
- 健康
- ウォーキング
- ホットヨガ
- ピラティス
- 瞑想
- ボルダリング
これらを見てみると、彼との結婚についてのワードがほとんどありませんでした。当時の私は、仕事の技術や知識向上と体力精神力の底上げを欲していたようです。
先ほどの【結婚】のブレインダンプで出てきた、「お金の事」や「家事」に関しては、自身の潜在意識を書き換えることによって、結婚のポジティブなイメージに変えていくことができます。
しかし、「彼の両親との相性」や「同居」「仕事(を辞めさせられる)」に関しては、自分の潜在意識だけを変えてもどうしようもないこと、加えて【自分のしたいこと】のワードを考えると、プロポーズしてもらったけれど、私はまだまだ仕事を頑張りたくて、このままズルズル引き延ばすのは彼の為にも、私の為にも良くないと思い、プロポーズをお断りする事を決断しました。
必ずしも「結婚が幸せ」ではない

まだ十分とは言えないながらも女性の社会進出の機会が増えている現在、男女共に結婚する年齢が上がってきて、30代を過ぎても独身の方も少なくありません。
理由は様々ですが、時代が進むにつれて仕事や娯楽が多様化し、個人で楽しむ選択肢が増えて、以前ほど結婚して出産することだけが、女性の幸せではなくなってきているからだと思われます。
未婚率の推移
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上の図は、女性の未婚率の推移をグラフにしたものです。
昔とは違うとはいえ、各年代の未婚率が上昇しているのがわかります。
あなたは結婚願望がありますか?
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結婚願望が低い・無い理由はなんですか?
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参考:株式会社クロス・マーケティング「20代・30代の結婚に関するアンケート(2018)」
結婚したくないにも様々な理由があり、他に打ち込めるものがあるのであれば、女性の幸せ=結婚というイメージにとらわれることは無いと思います。
結婚しないことのメリット・デメリット
今の時代では結婚しないという選択肢を選ぶことはさほど珍しくなく、どのような生き方をするのも自由なのですが、参考までに、結婚しないことのメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
- お金・時間が自由
- 仕事に集中・転職もしやすい
- 人付き合いが気楽
- 恋愛が自由
- 好きな所に住める
結婚しないメリットはなんといっても、金銭的・時間的自由ではないでしょうか。
成人すれば法律に違反しない限りは、自己責任ですが何をするのも自由です。
私もそうだったのですが、結婚したくない人の意見で多いのが、結婚することにより増える親族へ気遣いの煩わしさもあります。
- 将来の不安
- 経済的な不安
- 1人の寂しさ寂しい時がある(体調不良・子どもを育て辛い)
- 世間の目
対して、結婚しないデメリットは、将来1人でいることの不安や、寂しさがあげられます。
普段は自由を謳歌できて楽しいものの、風邪などで体調が悪化した時に助けてくれる人が近くに居ないのは、寂しいものです。
子ども・子育てに関しては、正しい正しくないに関わらず、事実婚や養子を迎えて一人で育てていく方法もあるので、結婚したくないという人でも叶えることはできます。
ただ、やはり結婚したという認識をもって夫婦で協力して育てる方が、経済的・精神的にも楽で、親として、共に成長できるのではないかと思います。
潜在意識が「結婚したくない」とわかったらどうすればいいの?


じゃあ、これからどうしたらいいの?
まずは、指輪を準備してあなたにプロポーズをしてくれた彼へ、自分の気持ちを伝えましょう。
プロポーズしてくれた彼への誠意
まず大事なことは、プロポーズしてくれた彼へ誠意を見せることです。
潜在意識と向き合い、結婚しない道を選んだのであれば、自分の足でその道を進むだけです。
億さず、胸を張って下さい。
ですが、あなたとのこれからを考え、指輪まで用意してプロポーズしてくれた彼に、はそれなりの誠意を見せるべきです。
なぜ指輪とプロポーズを断るのか、そう判断するに至った経緯を、しっかりと説明してあげて下さい。
ただし、やってはいけないのは、相手がかわいそうだから・嫌われるのが怖い・罪悪感などの理由で、返事を先延ばしにしたり、交際をそのままダラダラと続けてしまうことです。
私の場合も、自分の潜在意識の気持ちに気づいて、でも彼の事は嫌いではなかったので別れたくない気持ちもありましたが、話しをするとやはり、彼は結婚後は私に仕事を辞めて両親と同居してほしかったみたいです。
お互い良い年齢だったので、私は彼との結婚の意思が無いのに、このまま付き合っては彼に申し訳ないと考え、指輪をお返ししました。
彼は何度か私に説得してくれましたが私は意思を変えず、お別れすることになりました。
彼はその後別の女性と交際し、結婚したそうで、それを知った当時はとても悲しかったですが、自分が決めた事ですし、今はもう後悔はしていません。前向きに看護師の仕事を頑張っています。
自分がやりたかったことを、精一杯やる
潜在意識が結婚したくない、ということは、他にもなにかやりたいことがあったからですよね。
でしたらプロポーズを断った次は、自分のやりたかったことを、精一杯やってみましょう。
先ほどのブレインダンプで行った「自分がしたいこと」の仕事やスポーツ、勉強趣味など、期間を決めてとにかく熱中してみて下さい。
その時は、恋愛はひとまずお休みすることをお薦めします。
『二兎追うものは一兎も得ず』ということわざがあるように、どちらも得ようとして行動しても、結局はどちらも中途半端になってしまうおそれがあるからです。
一生懸命行動して設定した期間が過ぎた時、改めてブレインダンプで自分がしたいことを潜在意識に問うてみて下さい。
きっとまた新たにしたいことが自分の中で湧き上がっているはずですよ。
そのタイミングで恋愛も解禁すると、心の余裕も出来、他のやりたいことと並行して恋愛も楽しむことができるはずです。
まとめ
彼からプロポーズをされたけど、潜在意識が結婚したくない場合は、下記のことを実行して下さい。
- なぜ潜在意識が結婚したくないのか、自分と向き合う
- 自分はどうしたいのかを考える
- プロポーズをしてくれた彼に誠意をもってお断りする
- 自分のしたいことを精一杯行う
しっかり自分と向き合って悩み考えて、出た答えが結婚したくないのであれば、今はまだその時じゃないだけです。
気を付けてほしい事は、「過去にプロポーズを断った自分」や、変に「結婚したくない」という思考を潜在意識に定着させない事。今後良いご縁があっても無意識に悪い方向に導かれてしまいますよ。
それだけ潜在意識の影響力は強いのです。
過去は過去として受け止めつつ、今を精一杯、自分のペースで生きて下さい。
そして良い相手がいれば、すかさず捕まえるつもりで!笑
あなたに良い人生が訪れますように。
自分の未来をちょっと覗いてみませんか?
将来がどうなるか知りたい、彼氏の本音を知りたい……。
不確実な人生で、少しでも信じられる「ヒント」があればどれほど楽でしょう。
その「ヒント」をもとに自分で人生を歩んでみませんか?
人生の浮き沈みを生き抜いてきた先輩たちのヒントを聞いてみませんか?
あなたは人に頼ってもいいんですよ。さぁ、肩の荷を降ろしてくだいね。
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でもなんだろう。正直、あまり嬉しくなかったのよね。。
この気持ちは、どうしたらいいの?