私が働き始めた頃の話です。
私にはメジャーデビューを夢見ているバンドマンの彼氏がいました。彼氏はバンドでボーカルをしており、歌が本当に上手でかっこよく、とても優しい人でした。しかしそんな幸せな日々は長続きせず、体を壊し…心を壊し…もう彼氏を殺すしかないとまで考えるようになってしまったんです。
別れてから5年以上経った今でも、静かな暗い空間に一人になると当時の辛かったことを鮮明に思い出し、胸が苦しくなり叫び出したい衝動にかられます。しかしこんな私でも周りの人に支えられ、すべての事情を知っている新しい人との出会いもあり、なんとか日常を取り戻すことができました。
彼氏がバンドマンっていうと、「自分のためだけに曲を作ってくれる」「ライブに行ける」っていうメリットもありますが、それをはるかに上回るデメリットがありますよね。
- フリーター生活なので常にお金がない
- ファンの女性などとの距離が近い
- ライブなどで全然会えない
- バンド最優先で将来が見えない
さっと挙げただけでもこれだけあります。売れてないバンドにもファンはいて、人数が少ない分めちゃめちゃ親密。バンド練習やライブ活動は平日休日昼夜構わずしていて、空いている日はバンド活動のお金を稼ぐためのバイト。ケータイ料金が払えないため無料Wi-Fiがある環境でしか連絡もつかない。2週間ぶりにLINEが来たと思ったら、ライブの集客のお願い…
こんなバンドマンの彼氏と付き合っていた時の、もう彼氏を殺すしかないと思わずにはいられなかった私の体験談をここに記して、心当たりのあるあなたへの【警告】とします!
目次
もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏との話

もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏との「出会い」
最初の出会いは、私が大学4年生の時です。長かった就職活動が終わり、やっと始めたバイト先の飲食店でした。その当時の彼氏はたまにシフトがかぶる先輩スタッフで、新人の私に色々丁寧に優しく教えてくれる「いい先輩」という感じでした。
バイト中は色々な話をしたりして楽しい時間でしたが、プライベートでの交流は全くありませんでした。お互いバイト仲間同士でのグループLINEには参加していましたが…。私がバイトをしていた半年間、その関係は変わらず「優しいいい先輩」のままでした。
新生活が始まり仕事にも少し慣れて落ち着いてきた夏頃、「優しいいい先輩」から急に連絡が来ました。

久しぶりの懐かしさや慣れない仕事でのストレスもあり、「近況報告したいし会いたい」と約束をしました。久しぶりにあった先輩は私の話をすごく親身になって聞いてくれ、先輩自身の話もたくさんしてくれ、あっという間の楽しい時間でした。私は今まで溜めていた気持ちを聞いてもらったことですごくすっきりし、「また会いたいな」と思うようになりました。それを察知したかのように

カラオケに行くまでバンドマンだっていうことは知らなかったので、先輩のすごく上手な歌にビックリし、完全に心を奪われてしまった私。その場で告白され付き合うことになりました。この時の私はこれがすべて計算だったとはつゆ知らず…
もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏との「交際」
とても優しくかっこいい彼氏。私はみんなに自慢したかったんですが

そんな彼氏の言葉を嫌われたくない一心で快く引き受け、デートは一人暮らしの私の家だけでした。バンド活動やバイトの合間に、時間を作ってお腹を空かせて会いに来てくれる彼氏に喜んでもらえるように、手料理やお酒を準備し、どんなに遅い時間でもお化粧もバッチリして待っていました。私はバンドマンの彼氏のことがとにかく大好きで、これ以上尽くせないほど尽くしていました。
しかし最初の頃は毎日取れてた連絡も、「バンドが忙しい」「バイトがある」と2・3日に1回になり、1週間に1回になり…
もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏の「音信不通」
無性に不安になってしまい私から連絡しても、話し中ばかりで全然連絡が付かない日々が続くようになりました。そんな状態に、さすがに私も不信感を持ち始めました。
でもそんな時、私の気持ちを察してか必ず連絡が来るんです。

約2週間ぶりに会った彼氏の顔を見ると、今日までの不安は一瞬で忘れてしまい幸せな時間が過ぎていく。その繰り返しでした。今思えば、この時はまだ正常な思考が残っていたんです。
もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏からの「お金の要求」
そのうちバンドマンの彼氏が、「バイト代が入ったら必ず返すしお金を貸してほしい」と言ってくるようになりました。最初は、ケータイ料金代の7,000円から始まりました。それがバンド練習のスタジオ代 20,000円、ライブのチケットノルマ代 30,000円…会う度に必死にお願いしてくる大好きなバンドマンの彼氏の役に立てるのなら、と気付いたら毎月給料のほとんどを貢いでいました。
自分の生活費は海外留学のために学生時代に必死に貯めたバイト代を、少しずつ切り崩して何とか生活している状況でした。食費は極限まで切り詰め、実家から送ってもらっていたお米を少しずつ食べて空腹をしのいでいました。でもこの時はまだ、2週間に1回は連絡してきてくれたんで頑張れたんです。
付き合い始めて1年が過ぎたころ、「バンドの自主製作CDを作りたいんだけど、100万はかかるし迷っている」と相談を受けました。バンドマン彼氏の夢を応援していた私は、「私が何とかする」と約束してしまいました。でも自分の生活費もままならない状態だった私にはどうする術もなく、消費者金融で借金をして渡しました。その1週間後、「日本全国の色々な場所でライブ活動をしながらCD作製のための曲作りをしてくるから、しばらく連絡出来ないかも」という連絡が来ました。
もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏のための「キャバクラ勤め」
私は新入社員の少ない給料で、その上一人暮らしで部屋代がかかり、昼間の仕事だけでは借金を返せる目処が立ちません。そこで会社に内緒で、夜はキャバクラで働き始めました。明るいキャラクターを頑張って演じ、毎日2時間の睡眠時間しかなくても、彼氏のために働くことは全然苦痛ではありませんでした。まるでドラマの主人公にでもなった高揚感が私を包んでいました。
今までとは違う毎日お酒を飲む生活で最初は戸惑ったものの、すぐにお酒無しでは眠れないアルコール依存症状態になっていきました。それでも彼氏の言葉を信じて、自分の行動を正当化しながら、必死に生活しながら1か月待ち続けました。でも一向に連絡来ない日々に、段々と精神的に不安定な状態の日が増え、彼氏の事を悶々と考え全く眠れなくなりました。
もしかしたら…
- 事故にあって病院に入院しているのかも
- お金が払えなくてどこかに監禁されているのかも
- なにかの事件に巻き込まれて警察に捕まっているのかも
私が彼女ってことはバンドメンバーも知らないはずだから、連絡が来ないだけ。私が探し出して助けてあげなきゃ、と思っていました。休日は朝から晩まで1日中、街を彷徨い彼氏を探す生活が始まりました。
その頃友達には「目の下のクマっていうか、表情も顔色もヤバすぎるし病院行った方がいいよ」と心配されていましたが、自分では全く気付いてなかったので周りがおかしいと思っていました。
もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏との「遭遇」
連絡が途絶えて3か月たった頃、彼氏がよく出入りしていたスタジオの前をキャバクラ終わりに無意識に通ったんです。そしたら私の家に来ていた頃と何も変わらない彼氏の姿が…その傍らには堂々と手を繋いでイチャイチャしながら歩く女の姿がありました。
その姿を見た途端、私の中の唯一繋がっていた線が切れるのをはっきり感じました。もうそこからはほとんど覚えていません。一目散に駆け寄り相手の女を突き飛ばし、彼氏の胸ぐらを掴んでそのまま壁に押し付け泣き叫びながら問い詰めていたと思います。
「貴様! 殺してやる!」
はっきりと覚えているのは、この言葉だけでした。
もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏と「その後の私」
気付いたら家の玄関で横になっている状態でした。ケータイには出社して来ないことを心配した職場と毎日心配して連絡をしてきてくれていた友達から、何回も着信がありました。私はもう自分でどうにも出来ないとやっと気付き、友達に連絡しました。
すぐに駆け付けてきてくれた友達は私を一目見た途端、精神科の病院にタクシーで連れて行ってくれました。私はうつ病とアルコール依存症で、そのまま入院することになりました。入院中バンドマンの彼氏がどこで何をしているのか、私に知る術はありませんでした。その状態での半年間の入院で、だいぶ自分を取り戻すことが出来ました。
仕事は長期療養扱いになっていましたが、もうこの土地で今まで通りの生活できる気がしなかった私は退職し、実家に戻りました。
あなたの進むべき道とは…「別れ」

これは最終的には自分で自分を追い詰め、本気でバンドマンの彼氏を殺すしかないと思ってしまった私の体験談ですが、結局全てを失ってしまったのは私の方でした。やっとの思いで就職できた会社、自分の夢、そして自分の精神…完全に取り戻すことはもう難しいです。
私の場合は
- 自分優先
- 音信不通
- お金の要求
- 浮気
こんなことに苦しめられました。
私が気付いた時には、もう後戻りできない「殺すしかない」状態でしたが、あなたには私のようになる前に「別れ」を選んで、私とは違う道を迷わず進んでもらいたいです。
【警告】この恋愛から学んだこと
だいぶ落ち着いた今、冷静に考えてみると、私は彼氏の表面的な部分しか知らないまま、その時の「寂しい」「かっこいい」「楽しい」などの感情に流され付き合い始めてしまった、と思います。でもそんなバンドマン彼氏に嫌われたくない一心で、彼氏の言う事を全部鵜呑みにし、自分を犠牲にし許していました。
「忙しい」って言ったって、本当に好きなら連絡ぐらいしてきてくれるはずです。彼女にお金の無心をしてくる男に、本当の恋愛感情なんてありません。気を遣いすぎて無理をしていては、自分が壊れていくだけで長続きません。
当時、新入社員で働いていた会社で思ったように認められず、どこかで個々の拠り所を求めていました。仕事で得られない承認欲求を「彼氏はバンドマン」という優越感で穴埋めしていた自分がいたのだと、今になって思います。
バンドマンの心の闇と、私の心の闇が、引き合った結果だと言えるでしょう。
今はこの経験を反面教師にし、相手の性格や自分との相性を重視することが出来るようになりました。彼氏に気を遣うのは、好意を持ってもらいたいことの現れなので悪いことではないと思います。ただ「自分らしくいること」と「好きでいてほしい」のバランスが取れるようになって、「自分らしくいられる恋愛」になっていけたら、より素敵な恋愛になるかなと思います。
まとめ
- もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏との「出会い」
→ 「優しいいい先輩」が実はバンドマンだった - もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏との「交際」
→ 忙しい彼氏に合わせ、どんな時間でも最高の状態で出迎えた - もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏の「音信不通」
→ 連絡が取れない彼氏に、少し不信感を持つも連絡を待ち続けた - もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏からの「お金の要求」
→ お金がない彼氏の夢のために借金をしたのに、全く連絡が取れなくなった - もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏のための「キャバクラ勤め」
→ 借金返済のために自分を犠牲にして、彼氏を信じて昼夜働きづめの生活 - もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏との「遭遇」
→ 数か月ぶりに偶然見かけた彼氏の浮気を発見し「殺す」と泣き叫ぶ - もう殺すしかないと思ったバンドマンの彼氏と「その後の私」
→ 友達に助けられ精神科への入院、離職、実家へ帰る
こうやって改めて見てみると、バンドマンを彼氏にするリスクは本当に多いですよね。殺すしかないと思わせられ、自分の人生ダメにさせられたバンドマンの彼氏なんてこっちから願い下げです。すぐに捨てて、新しいあなたの人生を歩み始めて欲しいです。
こんなクズなバンドマンの彼氏に、あなたの人生を邪魔させる権限はありません。人の心を台無しにした男には、必ず仕返しが来ます。波乱万丈な人生が待っているはずです。神様が絶対に許しません!
こんな状態にまでなってしまった私でも、今は前を向き新しい人生を着実に歩み始めています。バンドマンの彼氏をもう殺すしかないと思ってしまって、不安になってしまったあなたも大丈夫です。心の傷が完全に消えることは難しいでしょうが、毎日少しずつ癒えていき、今まで以上に幸せになれる日が必ずやってきます。目を閉じゆっくり10数えて、自分の事をもう1度見つめ直してみましょう。私の体験談が、あなたの正しい進むべき道の手助けになれていたら嬉しいです。
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★ 浮気にも【時効】があるって知ってましたか!?
最近、彼氏の様子がおかしい!
隠れスマホをするし、服装の趣味も変わってきて、休日出勤も増えてきた…?
もしかして、オンナができたの…
でもうちの彼氏にかぎって、そんなことは。
事実かどうか判断できなくても「浮気」を認識した時から、
【時効】へのカウントダウンは始まっています。
あなたを裏切った彼氏に仕返ししてやろうと思っても、
その時にはもう【浮気】でなくなっているかもしれないのです。
疑いを感じたら、すぐに「証拠」を集めてください!
あなたの人生が取り返しがつかなくなる前に、今すぐ行動です。
自分の未来をちょっと覗いてみませんか?
将来がどうなるか知りたい、彼氏の本音を知りたい……。
不確実な人生で、少しでも信じられる「ヒント」があればどれほど楽でしょう。
その「ヒント」をもとに自分で人生を歩んでみませんか?
人生の浮き沈みを生き抜いてきた先輩たちのヒントを聞いてみませんか?
あなたは人に頼ってもいいんですよ。さぁ、肩の荷を降ろしてくだいね。
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